2020.05.02
原型を使いこなせていますか?
上記の質問に 私も以前は自信を持ってなかなか「はい」とは言えませんでした。
「習ったけど、うまく使いこなせていない」
「習慣的になんとなくやってきた」
という方、今一度「原型」に向き合って見ませんか。
【基礎を使いこなせてこそ、応用が生きてくる。】
耳にされたことが一度はおありだと思います。今となっては私も強くそう感じています。
テクニックや応用は「基礎」強いては「原型」のそれぞれのラインの持つ意味やバランスを使いこなす事と感じます。
たとえば
「前後天巾バランス」
これには様々な見解を見聞きしてきましたが、長年の習慣や経験値に改めて原型の持つ意味やバランスを当てはめたときに「応用範囲」や「再現性」が高まったように思います。
基礎は初学の時だけでなく、むしろ長い経験とキャリアの中から始めて基礎の意味合いや重要性を感じる事も少なくありません。
そして、その意味合いやバランスには「規則性」や「法則」のようなものが存在してると思います。
長年のキャリアや習慣的な数値に意味や「軸」となる目安のバランスが加わることにより、さらにご自身の引き出しが整理され、使いこなすことが出来るようになると思います。
また、その「規則性」や「法則」は1人ひとりのキャリアや会社等におけるポジションには関係なく同じように作用します。
その使い方に「キャリア」や「経験」が良いスパイスとして生きてくるのだと今となっては感じています。
私が実務や研究の中から基礎の意味やバランス身につけるために要した時間は決して短くはありませんでしたが、今となってはお伝えするのにそう時間を要しません。
皆さんにレッスンを通してお伝えすることにより、再現性が高まり、もっと効率の良い作業が実現できたり、次の世代に技術を伝える大事な役割を担われたり、作業短縮によって生まれた時間を、ご自分の有意義な時間にお使いいただけたりするようになると考えています。
あなたの伴奏者になって、あなたの「知りたい」に全力でお答えします。一緒に目標を実現しましょう。
皆様のレッスンのご受講をお待ちしております。
「再現性」
を意識し始めてから、何故そうするのか
例えば
・アームホールにダーツを逃した場合の身巾を広げる目安?
・逆に身巾を広くするにはどんな「条件」がついてくるのか?
・袖底を下げた場合、どこを連動させなければいけないのか?
・天巾バランスをどのようにコントロールするのか?
など・・・
経験値やなんとなくでもパターンをこなす事はできますが
「根拠」となる「法則や傾向」を身につけることが「再現性」を高めるためには大切だと感じています。
その「法則や傾向」は誰がやっても、知っている・知らないに関わらず同じ結果を得られると・・・
そして、人がその「傾向や法則」を変える事はできない様にも感じています。
いつ?
その「傾向や法則」を知るのか?
また、気づくのか?
感覚の優れたパタンナーやモデリストは、数値化や可視化しなくても「パターンセンス」で難なくこなされてしまうかもしれません。
恐ろしく「パターンセンス」が無かった私は「再現性」を高めるために「傾向と法則」を探る事に一つづつ仮説を立て、検証と許容範囲の確認が習慣に・・・
それがいつしかワクワクした「宝探し☆」のように!
そうして見つかった「宝」を必要とする人に伝えられたら・・・
1人でも多くの方にパターンの楽しみやワクワクを伝えられたら・・・
そして今、レッスンを受けてくださった方が
「点と点がつながりました」
「なんとなくの部分がスッキリしました!」
以上のような感想と共に笑顔を見せていただき、きっと同じようにワクワクの「宝探し☆」に出られたんだなと!
私もワクワクの「宝探し☆」はまだまだ一生続くんだろうな。と思っています。
むしろ続けていきたいです!
パターンてやっぱり楽しくて好きです!
Studio di Feliceのパーソナルレッスンでは、形骸化された手順や数値をお伝えするのではなく、数値の持つ意味からご説明しています。
そして、どのようにして、その数値が導き出されたのか。また、条件によって「変えなければならない数値」「変えてはいけない数値」を求めるものに応じて使いこなせるようにお伝えしています。
ご受講いただいた方から、よく私の「レッスンが分かりやすい」と嬉しいお言葉を頂きます。
私自身、ずっとパターンに携わって来て、色んなセミナーなどを受けてきましたが、自分が欲しかったのは、セミナー毎の技術、寸法や手順ではなく
「応用出来るパターンの傾向と法則のプロセスに関する知識」
ということに気がつきました。
そこから「パターンの法則や傾向」の研究を始めると、より ”「人の身体」を知ることが重要” ということにも気づき、身体構造を独学で学んでいました。偶然にも、パーソナルトレーナー養成所で「解剖学」「運動生理学」そしてトレーニング実技から更に身体の稼働方向や範囲を、体系的にトータルで学ぶ機会を得た事により、平面的ではなく、人体の構造を通して立体的に説明ができるようになったことが大きかったと思います。
そのような経験から、レッスンでは具体的なパターンの説明の前に、時にご自身の身体を確認して頂きながら「身体」「ボディ」「身体とボディの相違点」「姿勢差」等の説明の後にパターンの「傾向と法則」をまじえたレッスンに入り、出来るだけ「覚える」よりもご自身の身体を通して「感じとって頂く」そして「考え方」をご自身で見つけて頂けるように心がけています。
もしかしたら数年、十数年がかりで気が付いたり、身につけることになっていたかもしれない内容が、ご自身のタイミングでレッスンを通して知る事ができ、その場限りの知識ではなく、レッスン後もご自身で応用し、イメージ通りのパターンが作成できた時、私のレッスンに価値観を見出していただけると信じております。
1人でも多くの方にパターンを楽しんで頂けるようなレッスンが出来るよう、これからも「伝え方」をアップデートして参ります。